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1763のスニーカーをAI「Stable Diffusion」で作ってみて驚愕した

1763のスニーカーをAI「Stable Diffusion」で作ってみて驚愕した

まずは推しのAIスニーカーデザイン5選紹介

アシンメトリーカラーのデジタルスニーカー

特徴的だったのは、アシンメトリーなカラバリや左右差があるスニーカー。
よく見ると紐の色が違ったり、装飾や位置や大きさ、留め具の数が違います。
人がなかなかデザインしにくいダイナミックなデザインです。

アシンメトリーカラーのデジタルスニーカー

アシンメトリーカラーのデジタルスニーカー

アシンメトリーカラーのデジタルスニーカー

まさにエヴァンゲリオン風デジタルスニーカー

配色も形もイケテル。
特にエヴァンゲリオン的な呪文は唱えていなのですが、奇跡的に生成されたスニーカーです。
販売されていたら普通に買いたいです。
CC0なので、どうでしょうか?庵野秀明さん、スタジオカラーさん。

エヴァンゲリオン風デジタルスニーカー

エヴァンゲリオン風デジタルスニーカー

光るデジタルスニーカー

光つつもデザインが良いですね。
夜間のランニングシューズかな。
昔流行ったなー。

光るデジタルスニーカー

光るデジタルスニーカー

光るデジタルスニーカー

個性的なデジタルスニーカー

アートスニーカーの領域で、ビビりました。
なんとなく生き物に見えるのも愛らしくて、原宿で売れそう。

個性的なデジタルスニーカー

個性的なデジタルスニーカー

個性的なデジタルスニーカー

キラフワデジタルスニーカー

近未来+キラキラ+ふわふわで、今回特に好きなスニーカーです。
つま先立ちのアングルも自動的に生成されているので、参考にしたショットがあるんだろうな…。

キラフワデジタルスニーカー

キラフワデジタルスニーカー

キラフワデジタルスニーカー

その他OpenSeaでNFTとして閲覧できます

👟AI Sneakers 1763👟
https://opensea.io/ja/collection/aisneakers1763

実際に生成AIを作ってみて

AI画像初トライでしたが、クオリティ高くてビビりました。
ファッションスニーカーとして店舗に売ってれば全然買いたいものが多くて、デザインも奇抜。
OpenSeaにコレクション化することで、みていて楽しいデジタルスニーカーカタログができました。

驚きだったのは、同じ呪文を唱えても1つとして同じものが生成されない。
モデルやカメラアングルも実際のものを学習しているので、プロ感があります。
最初に生成した感覚は、初めてHTMLをブラウザに表示したような感覚でハマりました。

今回の制作環境

今回は、下記の環境で制作をしました。

  • 画像生成AI:Stable Diffusion
  • GPU:Google Colab Pro
  • 同じ呪文:text2img(テキストから画像を生成)
  • 生成数:2500体くらい
  • サイズ:512px × 512px
  • うまくいかないものは削除 / Photoshopで多少の修正
  • かかった時間:1〜2週間くらい

制作上のポイントは、大量に生成する前に呪文のパターンを掴みながら、自分の想像のイメージに近づけることと、ダメなものは思い切って削除して、どうしてもイケてるものが変になった場合は、修正をPhotoshopで頑張るという切り替えが必要です。
Lightroom Classicなどでライティングの微調整なども行うとさらにクオリティが上がると思います。
この点でいうと、グラフィックデザイナーやレタッチャーがめちゃめちゃ上手い人は完成度上げていけるように思います。
呪文の唱え方については、深津貴之さんの記事が参考になりますので、チェックしてみてください。

「魔術として理解するお絵描きAI講座」
https://note.com/fladdict/n/n0f0be20e3e23

課題として個人的には質感、アングル、明らかな不整合、文字やマークがなかなかコントロールが効かず難しかったです。
今回はtext2img(テキストから画像を生成)でしたが、次回はimg2img(画像から画像を生成)も挑戦していきたいので、組み合わせたりすることでバリエーションを増やす予定です。

今後の展望

始まったばかりのaratama 璞ですが、AIデジタルコンテンツを中核に立ち上げたので、興味のある皆さんととんでもないものを見に、研究開発をひたすらにしていきたいです。
なので興味ある方Discord入ってください。ワイワイやりたいのですが、全然人いなくて寂しいですw

「Midjourney」や「Stable Diffusion」もリリースされてから、まだあまり日も経っていませんので、アップデートや別のプロダクト含め、今後色々な展開があると思います。
「Stable Diffusion」を開発しているStability AI CEOのEmad Mostaqueさんは、「2022年8月に発表したものはシリーズの第1弾で、9月には音声、その後は動画、3D、言語、コードにも対応していきます。」と語っていますし、データセットの容量も下げていく方針のようです。

今後はAIの民主化がおきて、インターネットやweb3(特に暗号通貨)を誰しもが使えるように、AIもみんなが使えて他の人が考えたものと自分が考えたものを組み合わせたり、抽出したり、バリエーションを作ったり、複数回創作を繰り返したりとやれることが大幅に拡大していきます。
データのアセットから、次々と新しい何かが生まれていく革命です。
逆にオリジナルを描ける人が違った意味でフューチャーされるかも知れませんが、今までの創作とは異なる創作2.0的世界線にいくと思います。
もちろん著作権など法律とはしっかりと向き合っていく必要があります。最近では誤解を招くようなAI生成画像がTwitterに上がっており、モラルが問われています。また経済に大きく影響するため、各国の対応差異も出そうです。

デザイナーの端くれなので、悲観的に思う人がいる気持ちも分かりますが、むしろ今までのスキルを活かして表現を楽しんで可能性に挑戦すると未来は明るいのではと思います。
一人で黙々とやるより、みんなで「スゲー!」みたいに楽しみながら、2次創作〜100次創作の妙みたいな時間を過ごしつつAIデジタルコンテンツの生成を研究していきたいです。
ここにweb3らしく、NFTをはじめトークンエコノミーの世界を構築して、関わったプロジェクトに対して報酬がもらえれば素晴らしくないですか?
DAOそのものをAI化するというのも面白そうです。