Dreamina AI Creator Meetup Tokyoに参加|AI映像・Seedance2.5・AIクリエイター交流
2026年8月27日、東京タワーメディアセンター Studio Earthで開催された「Dreamina AI Creator Meetup Tokyo」に、aratama 璞として参加しました。
本イベントは、Dreamina AI、Hagia Labs、SideHustle.Worksによるクリエイターミートアップです。AIを活用した映像作品の上映、実際の制作事例やワークフローの紹介、クリエイタートーク、Dreamina AI / Seedanceの最新動向、ネットワーキングなどが行われました。
会場となったStudio Earthには大型の円形スクリーンが設置され、生成AIによる映像表現を大きな空間の中で体験する機会となりました。
Dreamina AI Open Callの選出作品を大型スクリーンで上映
イベントでは、「Through the Portal」をテーマに実施されたDreamina AI Open Callの選出作品上映が行われました。
Open Callでは、日本在住のクリエイターを対象にDreamina AIを活用した短編映像作品を募集。選出された作品がStudio Earthの大型スクリーンで上映されました。
同じテーマ、同じ生成AIプラットフォームを起点としていても、映像のスタイル、物語の構成、動きの設計、音との関係は作品ごとに大きく異なります。
PCやスマートフォン上で見るAI映像とは異なり、大型スクリーンでは画面内の細かな動きや空間構成、音との同期がより強く体感されます。AI映像がSNS上の短尺コンテンツだけではなく、上映空間を前提とした映像作品へ広がっていることも印象的でした。
AI映像制作の「実践」へ進むクリエイティブ
今回特に印象的だったのは、AI映像制作の議論が単に「何が生成できるか」ではなく、実際の制作工程の中でAIをどう使い、どうコントロールし、作品として成立させるかという段階へ進んでいたことです。
GEEK PICTURES / GEEK GARAGEの岸谷叙南氏からは、生成AIを実制作へ組み込むワークフローが紹介されました。
Dreamina AI Creator Meetup・Tokyoにて、僭越ながら弊社のAIを活用した作例をご紹介させていただきました!
会場でご挨拶させていただいた皆さま、ありがとうございました!🙌
Had the pleasure of sharing some of our AI work at the Dreamina AI Creator Meetup – Tokyo!
It was great meeting… https://t.co/gArjnrsWEu pic.twitter.com/DU1L6AtNl8
— Jonah (@jonah_joynas) August 27, 2026
現地で特に印象に残ったのが、日本画の静止ビジュアルを起点として、ドローン撮影を思わせる立体的なカメラ移動や空間表現をAIによって加え、映像へ展開していくアプローチでした。
一枚の画像を単純に動かすのではなく、元となる画の世界観を維持しながら、カメラ位置、奥行き、移動方向などを設計し、静止画から映像空間へ拡張していきます。
こうした実例からも、現在のAI映像制作ではモデルそのものの性能だけではなく、画づくり、カメラワーク、一貫性、演出、編集まで含めた制作設計がますます重要になっていると感じました。
同じ生成AIモデルを使ったとしても、どの素材を起点にするのか、どこまでAIに任せるのか、どのような動きを与え、最終的に人間がどのように演出・編集するのかによって、完成する映像は大きく変わります。
AI映像制作は、「映像を生成できるか」というフェーズから、既存の映像制作手法とAIを統合しながら、意図した表現をどこまで制御できるかを探る実践フェーズへ移りつつあるように感じます。
クリエイターによる制作プロセスと意思決定
Open Call作品の上映後には、クリエイターによるトークセッションも行われました。
それぞれの作品や活動を通して、アイデア、制作時の課題、AIを用いた映像制作における判断やアプローチなどが共有され、完成した映像だけでは見えない制作プロセスについて聞く機会となりました。
生成AIの性能が上がるほど、「生成できた映像」そのものよりも、なぜその映像を選択し、どのような構造で作品として成立させるのかというクリエイター側の判断が、作品の違いとしてより明確に表れていくように思います。
Dreamina AI / Seedanceの最新動向
Dreamina AIチームによるセッションでは、Seedanceを含むDreamina AIの最新機能や今後の展開について紹介がありました。
今回のOpen CallでもDreamina AI / Seedanceを活用した作品が集まり、生成AIによる映像制作の現在地をさまざまなアプローチから見ることができました。
生成品質の向上だけでなく、複数の参照素材を用いた制作、一貫性の維持、カメラコントロールなど、AI映像制作はより実制作に近い領域へと進んでいます。
今後は単一モデルの性能を比較するだけではなく、企画、素材設計、生成、編集、音楽、上映まで含めた制作ワークフロー全体をどう設計するかが、さらに重要になると考えています。
東京のAIクリエイティブコミュニティとの交流
イベント後半にはネットワーキングの時間も設けられ、AI映像、映画、アニメーション、デザインなどに取り組むさまざまなクリエイターや制作関係者と交流しました。
オンライン上で作品を見るだけでは分からない制作背景や技術的な試行錯誤、現在取り組んでいるプロジェクトについて直接話せることは、リアルイベントならではの価値だと感じます。
ツールや技術だけではなく、それを使って何を作ろうとしているのかを持ったクリエイター同士が接続することで、新しい表現やプロジェクトが生まれていく可能性があります。
現地で感じたこと
今回のイベントを通じて、特に3つの変化を感じました。
一つ目は、AI映像が大型スクリーンで鑑賞される作品へと広がっていることです。
生成AIによる映像は、SNSやPC上で視聴するコンテンツとして急速に普及してきました。一方で、大型スクリーンや音響を含む上映環境に置かれることで、画面構成、ディテール、音との同期、作品全体の設計に求められるものも変わっていきます。
二つ目は、生成モデルの能力が向上するほど、クリエイターによる構成、演出、編集、そして何を採用し何を捨てるかという判断の重要性が高まっていることです。
生成そのもののハードルが下がる一方で、それを一つの作品として成立させるためのディレクションや編集の価値は、むしろ高まっているように感じます。
そして三つ目は、AI映像を取り巻く議論が、単なる生成技術から、制作、作品、IP、コミュニティへと広がり始めていることです。
AIは映像制作を自動化するだけの技術ではなく、既存の制作方法そのものを再構成する存在になりつつあります。
aratama 璞としても、AIアート、アニメーション、映像、音楽を横断しながら、AIネイティブ時代における新たな制作体系と表現の可能性を引き続き探っていきます。
Event Information

Dreamina AI Creator Meetup Tokyo
開催日:2026年8月27日
会場:東京タワーメディアセンター Studio Earth
Presented by:Dreamina AI × Hagia Labs × SideHustle.Works
Program
- 18:00 開場・受付・ウェルカムドリンク・ネットワーキング
- 18:40 開会のご挨拶
- 18:50〜19:05 Hagia Labsスポットライト(Sedat登壇) 実際のクリエイティブプロジェクトや制作アプローチ、映画・映像表現におけるAI活用の実例を紹介します。
- 19:05〜19:35 Dreamina AI Open Call — 選出作品上映 新進・実力派のAIクリエイターたちによる選出作品の上映です。
- 19:35〜20:20 クリエイタートーク 選ばれたクリエイターたちが、作品に込めたアイデアや制作上の課題、クリエイティブな決断について語ります。
- 20:20〜20:35 Dreamina AIスポットライト Dreamina AIチームによる、Seedanceを含む最新機能紹介のセッションです。
- 20:35〜20:45 クロージングリマークス
- 20:45〜22:00 ネットワーキング・ドリンク・コミュニティ

