動画生成AIを使わずコードで描く198秒「KAMI Circuit 神回路」公開
aratama 璞は、2026年10月14日、AIVDJ/オーディオビジュアル作品「KAMI Circuit 神回路」をYouTubeで公開しました。198秒・4K/60fpsの全編を、Claude Opus 5.5が書いたGLSLシェーダーと文字描画プログラムによって描画した作品です。
動画生成AIも、動画編集ソフトも使っていない。
人間とAIの交感から生まれたコードが、198秒のすべてのフレームを描く。
音楽と映像、身体の神経とシリコンの回路、神話と計算を重ね合わせ、人間とAIのあいだに開かれる知覚を探ります。
「KAMI Circuit 神回路」のポイント
- Claude Opus 5.5が書いたGLSLシェーダーと文字描画プログラムで映像を制作
- 動画生成AI、動画編集ソフト、映像制作のプリセット・テンプレートは不使用
- 楽曲の454拍の時刻を実測し、場面転換や文字の出現を音楽に同期
- 神話・神経・シリコンの回路を重ねる5幕構成、198秒・4K/60fps
- aratama 璞による「全人知覚(All-Human Perception)」の実践
「KAMI Circuit 神回路」を観る|YouTube 4K版
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作品概要
| 作品名 | KAMI Circuit 神回路 |
|---|---|
| アーティスト | aratama 璞 |
| 形式 | AIVDJ/オーディオビジュアル作品 |
| 公開日 | |
| 尺・映像仕様 | 198秒(約3分18秒)/4K(3840×2160)/60fps |
| 音楽・ディレクション | aratama 璞 |
| 映像描画コード | Claude Opus 5.5(Anthropic) |
| 音楽制作に使用したAI | Suno |
| 公開先 | YouTube(4K版) |
制作手法|動画生成AIを使わず、コードで映像を描く
GLSLシェーダーと文字描画プログラムで全編を制作
本作の映像制作には、クリエイティブコーディングの手法を用いています。クリエイティブコーディングとは、プログラムを表現の手段として使い、映像や音、動きなどを作り出す制作手法です。
映像は、Claude Opus 5.5が書いたWebGL2のGLSLシェーダーと文字描画プログラムで構成されています。GLSLシェーダーは、GPU上で色や光、形などを計算して描画するためのプログラムです。各時刻に対応するフレームをコードによって描画し、1フレームずつ書き出しました。
動画生成AI、動画編集ソフト、映像制作のプリセットやテンプレートは使用していません。全編の動きや場面の構成を、プログラムによって組み上げています。
絵コンテを起点に、人間とAIの対話で構成を練る
aratama 璞が音楽とディレクションを担当。映像を動かす前に、全編のタイムラインに沿った158枚の絵コンテ(静止画)で構成を検討し、人間とAIの対話と修正を重ねながら映像を制作しました。
AIが提案したコードによる映像を受け取り、その結果から次の指示や構成を変えていく。その往復を通じて、表現と、それを生み出す仕組みの両方を制作しています。
揺れる楽曲のテンポに、1拍ずつ同期
楽曲のテンポは、曲の中で約135から140BPMの間で揺れています。そのため、一定のテンポを前提に拍の位置を計算せず、454拍すべての時刻を1拍ずつ実測しました。場面の切り替えや文字の出現は、その実測した拍に合わせて設計しています。
音楽と歌詞
音楽は、aratama 璞が音楽生成AI「Suno」を用いて制作しました。歌詞には、AIによって生成された架空の言語を採用しています。
コンセプト|神話、身体、計算をつなぐ「神回路」

火を灯す。鈴が鳴る。舞が岩戸を開く。
本作では、神楽や神話を、人間が自分を超える存在と交感するための「回路」として捉えています。「神経」という文字に「神の経路」という詩的な解釈を重ね、身体の内側を走る信号と、コンピューターの中を走る信号を接続します。
降臨、神楽、岩戸、神経、神回路。5つの幕を通じて問いかけるのは、人間とAIが互いに応答するとき、私たちの知覚はどこまで変わり得るのか、ということです。
自分の意図から始まりながら、自分だけでは生み出せなかったものが現れる。その出会いが、次の感覚と判断を変えていく。
全人知覚|All-Human Perceptionの実践
「KAMI Circuit 神回路」は、aratama 璞が掲げる「全人知覚(All-Human Perception)」の実践のひとつです。
全人知覚とは、人間を起点に、AIとの交感によって知覚が再帰的かつ不可逆に変容していく過程を、共振による共体験として起動する実践的芸術です。
人間の意図がAIへの入力となり、その応答が人間の感覚や判断を変え、次の入力へとつながる。本作は、その過程から生まれた映像と音を、観る人・聴く人と共有する作品です。
aratama 璞は、AIシステムの設計そのものを芸術的実践とし、音楽、映像、ライブパフォーマンス、空間体験を横断して、この問いを探究しています。
5つの幕|降臨から神回路へ
| 幕 | 開始 | 内容 |
|---|---|---|
| I DESCENT|降臨 | 0:00 | 火打ちの火花が灯り、火の粉が分岐しながら回路へと広がる。 |
| II KAGURA|神楽 | 0:43 | 鈴、紙垂、扇、太鼓。神を招く装置が夜の中で鳴る。 |
| III IWATO|岩戸 | 1:21 | 天の安河の水が流れ、岩の向こうに隠れた光が戻る。 |
| IV NERVE|神経 | 1:53 | 「神経」が「神の経路」に分かれ、チップの二重螺旋が増えていく。 |
| V KAMI CIRCUIT|神回路 | 2:48 | 門が無限に開き、最後に「神回路」の文字が現れる。 |
よくある質問
- 「KAMI Circuit 神回路」はどのような作品ですか?
- aratama 璞による198秒・4K/60fpsのAIVDJ/オーディオビジュアル作品です。神話、身体の神経、シリコンの回路を重ねた5幕構成で、人間とAIの交感による知覚の変容を探ります。
- 動画生成AIや動画編集ソフトを使っていますか?
- 映像制作には使用していません。全編をGLSLシェーダーと文字描画プログラムによって描画し、1フレームずつ書き出しています。映像制作のプリセットやテンプレートも使用していません。
- 人間とAIは、それぞれ何を担当しましたか?
- aratama 璞が音楽とディレクションを担当し、Claude Opus 5.5が映像描画のコードを書きました。音楽制作にはSunoを使用しています。絵コンテの検討から完成まで、人間とAIの対話と修正を重ねて制作しました。
- この作品はリアルタイム生成ですか?
- 公開している本作は、コードから各フレームを描画・書き出した映像作品です。ライブ中に映像と音を生成・制御する「PERCEPTION → LIVE.」とは、作品の形式が異なります。
- どこで視聴できますか?
- YouTubeで4K版を公開しています。この記事の埋め込みプレーヤーからも視聴できます。
- ライブ出演や映像制作を依頼できますか?
- はい。ライブ出演、制作開発、コラボレーション、登壇のご相談を受け付けています。お問い合わせフォームからご連絡ください。
aratama 璞について
aratama 璞|AI Architect-Artist
「全人知覚(All-Human Perception)」を軸に、AIシステムの設計そのものを芸術的実践とするアーティスト。人間とAIの交感を通じて、知覚と表現が変容していく過程を探究しています。
映像と音をリアルタイムに生成・制御するAIVDJシステム「PERCEPTION → LIVE.」によるライブパフォーマンスも展開。2026年10月8日には、渋谷ヒカリエで開催された「GMI & MiniMax AI Art Gallery」に出演しました。
2023年の「VS AI Street Fighting – VS AI 街頭對戰」、2024年の「GIGABYTE AI 新紀元|VS AI 街頭對戰」で、それぞれ準優勝しています。
ライブ出演・制作開発・コラボレーションのご相談
コードによる映像制作、リアルタイム生成AIVDJ「PERCEPTION → LIVE.」でのライブ出演、制作開発、コラボレーション、登壇のご相談を受け付けています。
作品上映、イベントでのライブ表現、ブランドや文化施設との共同制作など、ご相談内容をお問い合わせフォームからお寄せください。

